「Game Changer」制作後日譚 - Kradness Official Website
2025-07-11

「Game Changer」制作後日譚

本日7/12(土)「Game Changer (feat.鏡音リン&鏡音レン)」をリリースしました!

改めて各種配信サイトにてDL購入/サブスク視聴などなど、
よろしくお願いいたします!

できればダウンロード購入で買って聴いていただけたら、次の制作に1ミリでも繋がります…!
学生さんはサブスクでも全然オッケー!🙆‍♂️ 本当にありがとう!

DL購入/配信リンク
https://linkco.re/VcZ6Yv9S

ジャケット

そして!!!

MVも投稿してます!法紙さんが強烈にKawaii鏡音リン&レンで世界観を構築してくださりました!
ぜひフルで聴いてくれよな!

あぁ〜〜〜リンちゃんレンくんか〜わいい〜!!!Love&Peace!!!
(おっと心の声が漏れてしまいました……ハイ……。)

はい!ということで、「Game Changer」のライナーノーツ(制作者あとがき的な)をここに書き留めておこうと思います。

まずはじめに、2022年1月にKradness歌唱Ver.を投稿したのは記憶としてはまだ新しい……いや3年も経ってるの末恐ろしいですね…

当時からボカロVer.を投稿したい意欲はあったのですが、もう少し音をブラッシュアップして、さらにカッコイイ音源にしてから
投稿したいな…と考えていたところ、なんやかんやあって願い叶わず、時は経ち、
今回やっとこさ、リンレンVer.での投稿に漕ぎ着けました!

今回のボカロ版投稿のために、共同編曲で音周りをブラッシュアップしてくれた
Hylenくんには心から、最大の感謝を贈りたいと思います!
低音強化&ドロップの音が一新されててめちゃめちゃノリノリになれるお気に入りのサウンドになりました!

さて、Game ChangerについてはKradnessファンであれば、
おそらく耳にタコができるほど聴いてくれてる(といいな…)はずなんですが、
改めて、ボカロ版で初めて聴いてくれる方や僕のファンへ含め、
世界観設定や歌詞の意味などをある程度説明しておこうかなと思い、
あとがきの筆(いや、キーボードか…)を取らせていただいている次第です。

そして、本来のゲームチェンジャー、Game Changerの意味なんですが、
「試合の流れを一気に変えてしまう活躍をする選手」
「大きな影響を与える革新的な物」
などなど、言うなれば「番狂せ」的なヤツですね。僕そういうの大好物でして…。
(※番狂せ=予想外の結果や、事前の予想を覆すような出来事)

私事にはなりますが、2022年当時、事務所を退所したばかりのタイミングで、
「新しい活動を始めたい、活動を広げたい、いや、広げないとこの先やっていけなくなるな…」と思って
「作曲にも力を入れていこう!!!」「僕が僕の活動に革命を起こすんだ!」と思って、
このタイトルにした事を覚えています。

サブコンセプトとしては
「反転攻勢」
「カウンター」
「チャンス」
を据え置いています。

歌詞の節々からその匂いを嗅ぎ取ってくれた方も多かったのではないでしょうか?

タイトルにGameとあるので、MVも、音作りも、歌詞も、
ゲームに関連するワードやモチーフ、ピコピコ音を織り混ぜまくり、
ゲーム大好き男としても満足のいく世界観が作れたなと自負しております。
ゲーマーやストリーマーの人にもぜひ聴いて共感してもらえたら嬉しいな…!

歌詞についても順を追って少し触れていこうかな?と思います。
あまり、こういった作家とリスナー間での楽曲についての「答え合わせ」をしちゃうと、
楽しめる余白がなくなるから、あんまりやりすぎない派だったんですが、今回はサービスね。
(本当の意味や世界観をある程度、空中に浮かせておくことで、ファンは考察が捗ったりするよね。)

はい、ということで頭から行くので結構長くなります(すでに長いってツッコミはやめて)が、
どうか最後までお付き合いください。

モチーフとしてはAPEXやVALORANT、フォートナイトなどの銃撃対戦ゲームをやってる方は想像が容易になるかな?と思われますが、

まずは1A出だしの部分

────────
1A
当たり外れもしない 平凡な人生
そんな安地ばっか溜まっていたって
つまらないでしょ?
────────

そのままの意味なのですが、ゲーマー専門用語が出てきたので一応解説しておきます。
「安地=安全地帯」の略です。その場に留まっていることで毒ガスやストーム嵐などの範囲エリアダメージを受けない安全地帯のことですね。

「当たり外れ」は人生の当たりハズレと、銃撃ゲームでの銃弾の当たり外れとでダブルミーニングしています。

安全地帯ばかり留まっていても、つまらないでしょ?
→もう少し当たりがあったり、ハズレがあったり、刺激的な要素があったほうが人生っておもしろくなるんじゃない?

そんな問いかけです。

つづいて、

────────
1A’
無限ループする Hate 叩き潰せ
圧倒的な Skill で Kill
さあ 始めようか
Bring it on! Yeah!
────────

「無限ループするHate」は対人ゲーでよくある暴言や、SNS上でのヘイトの連鎖を意味してます。
叩き潰せ→実力で叩きのめしてやれ!実力で黙らせてやれ!的な意味ですね。

Bring it on!は「かかってこいよ!」です。わかりやすいぐらい好戦的ですね。

────────
1B
仕留める その瞳 Like a Cheetah
ただ狙う 千載一遇
ギリギリ攻めてく 窮地のサバイブ
見ててよ
────────

「Cheetah」は動物のチーターのような瞳で狙いを澄ます意味合いで今回は使っていますが、
ゲーム内でのCheater(チーター → データを改竄してバグ技を使ったり、
数値をいじる事でありえない当たり判定やダメージを出そうとするズルい人)と韻を踏んでいます。

歌詞どおり、ギリギリの戦いを楽しみながら、一発逆転のチャンスをうかがっている様子。

────────
1B’
ヤれりゃいいってもんじゃない
駆け引きを頂戴! ゾクゾクさせて
起死回生 フラグにニヤリ
そう I’m Game Changer
────────

「ヤる」は今回はエッチな意味ではなく、「殺る」の意味です。
「殺れりゃいい」と書くとストレートすぎるかなと思い、「ヤれりゃいい」としました。

簡単にゲーム内でKill(相手を倒す)を取るだけじゃつまらないよね、駆け引きでゾクゾクさせてくれよ!的な。

ピンチから一転、逆転の兆しが見えた主人公がニヤリ。「そう、私はGame Changer(番狂せ)」

からのドロップ(EDM=ダンスミュージックでいうところの一番盛り上がる部分)に入っていきます!
みんなはもう頭振った!?腕や手も振った!?このサウンドは振っちゃうよね!わかる!!!
ドライブのおともやゲームのおともにするのも良いかも!!!

と、ひとしきり盛り上がったところで間奏ブレイクが入り〜の、

────────
2A(ラップパート)
OH!! NOOOO!!!!
こりゃ詰みゲー!? まさかのミステイク
油断大敵 焦らず Go on
何かって 騒ぎ出す外野
陳腐な words そのお口シャットダウン
────────

はい、リンちゃんレンくん、ついにゲーム配信中にプレイをミスしてしまったようですね。
(※詰みゲー=間違いを犯してしまってもうどうにもならないゲームの様子)

「何かって 騒ぎ出す外野」
→ちょっとした配信者のプレイミスでコメント欄が大荒れ!ストリーマーやゲーム配信者ではたまに見られる光景かもしれませんね。

「陳腐な words そのお口シャットダウン」
→陳腐なコメント並べてんじゃねえ、黙ってろよ 的な、相変わらず好戦的な主人公(リンレン)です。

────────
2A’
「Booo!!👎」なプレイばっか
導火線に着火 感情が発火 現実は却下
そんな奴らはどーぞご退場
少し口悪くたってご愛嬌
────────

「悪評価👎」がついてしまいそうなプレイを連発してしまい、
配信者としてあるまじき…(いや、配信者らしいといえばそうか…?)、
感情が昂ってしまって口が悪くなってしまう&萎え落ちしちゃう、
みたいな感じを想像してもらえたら分かりやすいかなと思います。

────────
Dメロ
何千何万回目の Winner
辿り着いた 新時代
目醒め始めた現実
叫べ 衝動を
────────

APEXでいうなら、プレデターのランク帯にいくまで、フォートナイトであればアンリアルのランク帯にいくまで、
何千何万回とマッチして試合を行なって…その先で見えた景色は・・・ 的な世界観です。

────────
2B
従え 本能と生き様
ぶち壊して 一切合切
ギリギリ攻めてく 窮地のサバイブ
見ててよ
────────

己の本能や第六感と、信じた生き様=信念に従えよ の意味です。
「ぶち壊して 一切合切」は持っている固定観念、バイアス、先入観、偏見を1度全部ぶち壊して、
その中でギリギリを攻めていく。窮地を駆け抜けることで人は生まれ変われる、
新しい自分になれる、本当の番狂せになれる、的な意味合いです。

────────
2B’
賽はとうに投げられた
駆け引きを頂戴! クラつくほどの
どうしようもなくなるから今に
そう I’m Game Changer
────────

すでにゲームは始まっている(手のひらの中のゲーム機、
いや、違う。人生という名のゲームは皆さんすでに始まっていますよね?)

ここで物語の中に発生していたゲームの世界ではなく、現実世界の視聴者に語りかけるような口調が始まります。
(ゲーム内だけじゃなく、人生においても、駆け引きって大事だし、駆け引きがあったほうが楽しいよね〜)

「クラつくほどの」は、はい。クラつくぐらいの駆け引きをくれよ!ってワケなんですが、
作家がKradnessなので、「Kraつく」、え、あ、はい、結構カッコつけたつもりなんです。
ちなみにYouTubeの概要欄に載せている英訳ではcrazyではなく「krazy」と書いています✌️
(ここで、またしてもかましていくゥ!ダブルミーニング!)(してやったり顔)

遊び心って大事ですよね(結論)

「そう I’m Game Changer」
→ここでキメの『俺こそが「番狂せ」だ!』的な。
1番のときより、さらに気持ちが強く入った意味合いにも読み取れますね。

────────
アウトロ メロ
当たり外れもしない 平凡な人生
そんなんBye!意味も無い!鳴り出す合図
覚悟してよ Who is Game Changer?
────────

「当たり外れもしない 平凡な人生」どこかで聴いたメロだな…はい、1番Aメロと同じ歌詞、同じメロですね。

→Aメロが再度ラストにくることでループ、人生って同じことの繰り返しがあるよね って意味を込めています。
でもAメロと違うのは「当たり外れもしない平凡な人生」に対して
「そんなんBye!意味もない!」と自ら別れを告げているところです。

「人生だからもちろん山あれば谷もある。当たりもハズレもあるし、刺激的でいて、
それでいて、チャレンジもできて、失敗と成功のそのどちらもを楽しむ人生を歩んでいく」というメッセージかなと僕は認識しています。

「鳴り出す合図」は次の試合(ゲーム)がまた始まる → リアルに置き換えるとまた次の1日や次の挑戦が始まる 的な感じでしょうか。

「覚悟してよ Who is Game Changer?」
は直訳すると「誰がゲームチェンジャー?」なんですが、

個人的には「誰がゲームチェンジャー=”番狂せ”か、もう分かるよね?」的なニュアンスで訴えかけると同時に、
「次に革命的な”番狂せ”を起こすのはあなた(視聴者)の番なんじゃない?」という問いかけでもあると僕は認識しています。

────────

といった感じで!余白をほとんど残すことなく1行1行解説してみましたが、
いかがでしたか?

このあとがきが、より「Game Changer」を楽しんで聴いていただける一役になっていれば幸いです。

これを読んでくれた人、「Game Changer」を聴いてくれた方が少しでも

「私も新しいことに挑戦してみようかな?」
「苦手なことはいつも避けてきたけど、次はあえて、わざと選んでトライしてみようかな」

と新たな一歩や、普段はトライしてこなかったことに踏み出す勇気を持って、
ご自身の人生に小さな「革命」を起こすきっかけになればいいなと願います。

1度きりの人生、どうせなら酸いも甘いも、山も谷も、楽しんでいきましょう。

今回のあとがきは以上です。ここまで読んでくださりありがとうございました!

改めて「Game Changer」いっぱい聴いてね!

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